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宮城県
復興取材レポート

NOW IS.防災 フロントライン Vol.16

非常時に万能な備蓄下着セット

■check! 01/下着は自助の範疇(はんちゅう) 自分で用意をするもの

「レスキューランジェリー」は、ブラトップ、ショーツ、布ナプキン、洗剤が専用バッグに収められている非常時用備蓄下着セットです。

バッグの中に干す場合の説明図。

災害時、支援物資として下着が届いたとしても、自分の身体に合うとは限りません。避難が長期化すれば臭いが気になるため、洗濯をしたいけれど、下着を干すことに抵抗がある―。そんな災害時に直面する女性ならではの悩みに目を向け、そのニーズにきめ細かに応えているのが「レスキューランジェリー」です。

■check! 02/女性のニーズにきめ細かに対応

被災地に出向いて話を聞くことで、商品の改良につながることも。

「主婦目線で色々な部分に目を向けて開発しました」と言う本間さん。

下着の布地には竹の繊維を使用し、天然繊維のため敏感肌でも安心な上に、竹の持つ抗菌防臭効果で快適さを保てます。布ナプキンはハンカチに見えるデザインにし、怪我をした時は当て布としても利用可能。

専用バッグには防水加工が施され、少ない水と洗剤を入れて外側からもみ洗いができます。洗剤の主成分は重曹で、界面活性剤不使用で肌にやさしく、1回のすすぎで汚れを洗い落とせます。環境負荷が少ない洗剤なので、海や川へも排水可能です。

洗った下着は、そのままバッグの内側に吊るし、人目を気にすることなく干すことも。バッグはバケツや氷嚢(ひょうのう)の代わりにもなります。

本間さんは、熊本地震や九州北部豪雨などの被災地に出向き、支援物資として届けてきました。

現在、「レスキューランドリーシリーズ」としてバッグや洗剤のみの販売、男性用の「レスキューガイズ」なども展開。「今後は、NGOなどと連携し、災害時に一括で被災地に届けられるシステムの構築をしています。難民キャンプなど、海外への支援も視野に入れています」。

PROFILE
株式会社ファンクション
代表取締役社長
本間 麻衣(ほんま まい)さん

娘の「ブラジャーがほしいと」いう一言をきっかけに、子どもから大人までのランジェリーブランドで起業。その後、社会貢献と持続可能な事業に方向転換し、災害時に役立つ下着「レスキューランジェリー」の企画・開発・販売を行う。