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宮城県
復興取材レポート

NOW IS.防災 フロントライン Vol.13

多文化共生のまちづくりを支援

災害時の多言語支援及び、仙台市の指定避難場所などについて知ることができるチラシを6言語で展開。学校や職場など外国人を迎える施設や団体で活用できる。

■check! 01/「言語」で外国人をサポート

宮城県に住む外国人の人口は22,918人(※1)、そのうち半数以上の13,755人(※2)が仙台市に住んでいます。仙台市では大きな災害が発生した際、「災害多言語支援センター」を設置。仙台観光国際協会(以下SenTIA・センティア)国際化事業部が、外国語での情報発信や相談対応などの運営を行い、外国人市民や旅行者を支援しています。

外国人といっても国籍は様々であるため、多言語の対応が必要です。「災害時言語ボランティア」(仙台市の委託事業でSenTIAが運営)には、留学生や外国人住民、外国語が得意な日本人など、63名が登録(※3)。ベトナム語やアラビア語など約19言語に対応しています。

外国人への防災知識の周知にも力を入れており、「多言語防災ビデオ(12言語)」や「多言語防災パンフレット(11言語)」など、防災に役立つ多言語情報を提供。地震はどんな被害をもたらすのか、避難所はどんなところなのかなど、分かりやすく説明しています。

■check! 02/地域と外国人住民をつなぐプログラム

東日本大震災では外国人住民も被災し、避難所では日本人も外国人も言葉や文化の違いでお互いに苦労したという声が聞かれました。SenTIAでは、実際に起きた事例をもとに、文化の違いなどから、避難所で起こる問題について話し合う教材「多文化防災ワークショップ‐防災を通じて多文化共生について考えよう‐」を制作。

また、「防災訓練のポイント(6言語)」というリーフレットも制作し、外国人と一緒に防災訓練をする町内会に、通訳ボランティアの派遣や資料の翻訳のお手伝いも行っています。

外国人も地域の生活者です。多文化共生に取組むことで、よりよい社会につながります。

※1※2 2020年3月末現在(出典:住民基本台帳) ※3 2020年5月末現在

PROFILE
公益財団法人仙台観光国際協会国際化事業部

地域防災を通じた多文化共生の推進「多文化防災」に取組んでいます。言語や文化の違いにかかわらず、誰もが安全に、安心して暮らせる地域づくりを目指しています。