みやぎ復興情報ポータルサイト
宮城県
復興取材レポート

【岩沼・亘理・山元 探訪】
MEGUMIさんが出会った、ハツラツと輝く人々。

>>「NOW IS.対談 MEGUMIさん×株式会社WATALIS 引地恵さん」の記事はこちら

「山元夢ファーム」の福井さんと。

人のために、楽しんで。
地元に革命を起こす。

「引地さんにとって、WATALISを始めたのは革命だったと思うんです。被害が大きかったまちで、転機を自分でつくった勇気。リスペクトします」。

対談を終え、移動の車内でMEGUMIさんは話します。

「震災の後、私が化粧品と物資を車に積んで被災地に行ったとき、やっぱり怖かったし、これでいいのかな、と思うこともありました。でも、自分の直感を信じて行ったからこそ、感じられたことや出会えた人がいた。おばあちゃんが化粧品を使って『あら!きれいになったごと!』って笑っているのを見られたのは、大きかったな。今、芸能界以外の方とつながってお仕事を始められた背景にも、あの時感じたことがあるかもしれません」。

東日本大震災後、一心発起して立ち上がった人が、被災地には多くいます。
WATALISの引地さんは「意識を変えざるを得ない状況だった」と話しますが、そんな状況だからこそ、本当に未来に伝えたいすばらしいつながりやモノ、場が生まれました。

「WATALIS」のカフェ&ギャラリー。「MEGUMIさんとは名前が同じ『めぐみ』。親近感を感じます」と引地さん。

次に向かった「山元夢ファーム」もそんな場のひとつ。
栃木県で福祉施設を運営している福井福治さんが、ボランティアで山元町を訪れたのをきっかけに始めた、手作りの牧場です。

「かわいい!」と柵に歩みよるMEGUMIさん。
ヒツジの赤ちゃんがスカートをひっぱります。

「たのしい!子どもとまた来たいですね」とMEGUMIさん。

「今年は4頭生まれたの。最初は3頭から始まったんですが、今は10頭になりました。震災後の沿岸部は子どもたちが遊んだりする場が少なかったでしょう。そういう場所をつくってほしいという地元の方の声に後押しされて始めたんです」と福井さん。

山元夢ファームでは、ヒツジやヤギ、ポニーなどの動物たちがいます。

「牧場の柵や小屋、遊び場などは、全部ボランティアの人がつくってくれました。今年は隣の土地に広い放牧場をつくる予定。夏休みに子ども向けキャンプも企画したいんですよね。音楽イベントもやれますよ!」。
そうキラキラした目で話す福井さん。

「いいですね!始めたらとことんやりたいタイプなんですね」とMEGUMIさんは笑います。
「福井さんみたいに楽しむのって、すごく大事!人のためにもなって、自分も楽しめることって、続くんですよね」。

地元のイチゴ農家のイチゴをふんだんに使った「山元夢ファーム」の名物・イチゴミルク。

最後に訪れたのは、岩沼市の「千年希望の丘」。
津波で人が住めなくなった土地を活用したメモリアル公園です。

「ああ、これがあれば、ずっと忘れないでいられますね」とMEGUMIさん。

「今日はいろんな話を聞けてよかった。皆さんもぜひ、宮城に足を運んでほしい。ここでハツラツと生きている人たちの話をゆっくり聞いて、いろんなことを感じられたら、こんな実りのあることはないと思います」。

【ここに注目! NOW IS.EYE’S】

「千年希望の丘」には、沿岸約10kmに6つの公園と丘、慰霊碑が整備されています。公園内には被災直後のまま保存された民家の土台や標識も。時と共に目にできなくなった当時の風景を感じられます。


MEGUMI(めぐみ)
タレント、女優。岡山県出身。10歳の男の子の母でもある。東日本大震災後は、知人の美容会社とともに女性に化粧品を届ける支援を行った。その経験をもとに、西日本豪雨で被災した地元にも継続して支援を行っている。