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宮城県
復興取材レポート

【いわたかれんの復興フォトVOL.18】「未来へ」

皆さんお久しぶりです!
少し間が空いてしまいましたが…また読んで下さって嬉しいです^ ^
最近は約1ヶ月に渡る舞台の本番があり、忙しい日々を過ごさせて頂いていました。
それも11月の頭に幕を閉じ、ひと段落したところです。
その舞台の千穐楽はまさに、私の故郷、仙台で上演したんですよ!
観に来て下さった方が、本当にありがとうございました。
女優を志し、仙台から上京した私にとって、こうして作品を故郷に持ってこられたことはとっても嬉しかったです。一生忘れられない日になりました。
また必ず^ ^

前置きが長くなりましたが、今回は宮城県名取市に行ってきました!
余談ですが、私がまだ仙台に住んでいた頃、通っていたミュージカルスクールが名取市にありまして。週3で名取に行っていました。
名取市文化会館の大ホールが、実は私の初舞台なんです。笑

最初に向かったのは、かわまちてらす閖上。
名取川河口の堤防沿いに、今年4月にオープンした商業施設です。
震災前から閖上にあった商店はもちろん、仙台市や県南、福島に母体をもつ企業のお店も入っているようで、観光スポットとしてとっても賑わっていました!
そして「漁亭 浜や」さんで、海鮮丼を頂きました!
お魚がどれも新鮮で、温かい蟹汁が冷えた身体に沁み渡りました(*´ー`)

腹ごしらえを終え、続いてお邪魔したのは、佐々木酒造店さんです。
1871(明治4)年創業から、港町の閖上で地酒を醸し続けてきた佐々木酒造店。
東日本大震災の津波で、設備を流失してしまいます。蔵の屋上で町が津波に飲まれるのを目の当たりにしますが、その日「必ずここに帰ってくる」と心に決めた蔵元専務の佐々木洋さん。震災からわずか一年後の2012年に、名取市内の仮設の蔵で、酒造りをスタートしました。
専門家には、”仮設の蔵で酒は造れない”と言われましたが、様々な工夫を重ね、「宝船浪の音 純米大吟醸 浪庵」が「平成26年酒造年度全国新酒鑑評会」で見事入賞!酒造りへの熱い想いが実りました。

昨年の10月1日。ついに震災前と同じ場所、閖上の地に酒蔵を再建し、新しい蔵での酒造りがスタートしました。
地域に寄り添った酒造りを行い、日本の原風景を取り戻したいと話して下さいました。
新しい蔵での初の酒造りは、昨年デビューした丸森町産のブランド米「いざ初陣」の酒母麹米を使っているそうです。
台風19号での被害が大きかった丸森。
何か酒造りで支援できることはないかとも考えていらっしゃるそうです。

そして今回はなんと特別に、酒蔵の中を案内して頂きました!

日本酒を造る工程ごとに部屋が分かれているのですが、たくさんの人と時間をかけて、一本の日本酒が造られているんだと言うことを改めて知ることができました。
普段から日本酒が大好きな私は、つい、サラサラと飲んでしまうのですが、もっともっと大切に、味わって飲もうと心に誓いました。笑

そしてお待ちかねの試飲タイム!!(こら。。笑)
こちらの3種類を飲ませて頂きました!

どれも飲みやすくて味わい豊かで、本当に永遠と飲んでいたいくらいでした(笑)
「純米酒 閖」こちらは、仮設蔵のみの製造で、新しい蔵では造らないと思っていたそうなんですが、「閖」は佐々木酒造店だけのものではなく、震災を乗り越えてきた仲間や支援者のお酒。震災を語り継ぐ上でも続けてほしいとの要望があり、続けようと思ったとのことです。たくさんの人の愛がたっぷり詰まった、優しいお味でした。

宮城の日本酒は本当に美味しいのです。
皆様、居酒屋やご飯屋さんに行った際に、もし日本酒メニューに”宮城県”の文字がありましたら、是非お試しあれ。

最後に足を運んだのは、名取市震災メモリアル公園です。
今年の5月26日、まちびらきに合わせて完成したそうで、私は初めて行きました。

「遺構と伝承ゾーン」

これは、閖上小学校前にあった歩道橋です。
この歩道橋は、津波から逃れたたくさんの人の命を守りました。後に解体され、今はこのメモリアル公園に残っています。
他にも、震災前の商店街にあったすずらん灯も置かれていました。

よく見ると津波の爪痕が残っていますが、今でもメモリアル公園でしっかりと立っています。震災を乗り越えて未来へ羽ばたく。そう言ったメッセージすら感じるほど、青空に向かって真っ直ぐと立っていました。

名取市も震災で甚大な被害を受け、本当に大変な期間を乗り越えて、今はこうして復興し、たくさんの人で賑わっています。
足を運ぶ度に、復興が感じられ、本当に嬉しい気持ちです。
これから宮城はもっともっと発展し、賑わっていくことでしょう。
私もそのお手伝いが、少しでもできたら幸せです。

 

岩田華怜
仙台市出身の女優。