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宮城県
復興取材レポート

<特集> 宮城の底力は「おとりよせ」にある
CASE2 kesemo(気仙沼水産資源活用研究会)「海かおるホイスターソース」

新型コロナウイルス感染症の流行で、この春、私たちは外出の自粛を余儀なくされました。
そんな時、暮らしを彩ってくれるのが「食」です。
宮城の山海の恵みと、人々の努力が生み出した一品で、
東日本大震災の被災地の今に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

CASE2
kesemo(気仙沼水産資源活用研究会)「海かおるホイスターソース」

使いやすい細身のボトル。オイスターソースのように料理にかけるだけ。

気仙沼の魚介をもっとおいしく。
ホヤの良いとこだけ、創意工夫。

使い勝手の良さはまるでオイスターソース。

気仙沼市の水産関連企業が集い、豊かな水産資源を唯一無二のアイデアで世に送り出す地域ブランド「kesemo(ケセモ)」。2018年8月、ホヤを使った新感覚調味料「海かおるホイスターソース」が発表されました。その魅力と開発エピソードを、kesemo会長の佐藤俊輔さんに語ってもらいました。

「震災後、消費の落ち込みを回復し、多くの方に親しんでもらうためにホヤを使った商品開発をすることに。従来ホヤの調理は刺身がほとんどだったので、刺身以外の食べ方ができる加工品にしたく、地元企業の貝のエキスを使ったソースからヒントを得ました」。

2015年発売の前作のホヤソースを大幅に改良し、リーズナブルな価格とオイスターソースのような使いやすさを実現。ソースの粘りを弱めたところ甘みを感じやすくなり、臭みのない潮の香りが広がる風味になったそう。

「チーズや脂との相性が良く、パスタや焼きそば、リゾットなど何でも使えます。ピザトーストにかけていただくのが私の一押しですね」。

昔よりホヤを食べる若い層も増え、イメージも変わりつつあります。ソースをきっかけに女性や若者にも親しんでほしいと期待しているそう。

一番の成果は地元企業がつながったこと。

震災前、市内の企業は経済面の課題を感じながらも、連携する機会がなかったといいます。

「震災後もやはり、販売のルートや、人とのつながりなどソフト面に課題を感じていました。そんな中、kesemoを通して地元企業が業種を越えて協力し、ユニークなものを生み出せたことは大きな一歩です。良いものを皆様にお届けできるよう、広める力をもっとつけたいと思います」。

kesemoが発売した13商品。コスメから調味料まで水産資源を贅沢に。



kesemo会長
佐藤俊輔さん

2019年就任。漁業や水産食品を扱う地元企業での営業経験を活かしながら、漁業者や経営者など多彩なメンバーが集うkesemoをまとめる。「これまでにない高付加価値な加工品を提供する」ことを目指し、気仙沼の魅力発信に奔走している。

kesemo(気仙沼水産資源活用研究会)
海かおるホイスターソース

内容量:100ml 価格:756円(税込)
販売先:横田屋本店、かに物語、気仙沼お魚いちば、
仙臺いろは など
問:0120-445-604
https://www.yokotayahonten.com/p/item-detail/detail/i272.html