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宮城県
復興取材レポート

植栽で新しいコミュニティを生む 花と緑の力で3・11プロジェクト

早朝。集団移転で造成された新しい住宅街の公園に地域の住民が集まってきます。何気ない冗談に笑い合いながら、思い思いの場所で花壇の手入れが始まりました。

「こうやって、自分たちの力で地域の公園を管理していくのが理想なんです」。そう笑顔を見せるのは「花と緑の力で3・11プロジェクト」代表の鎌田秀夫さん。花や木の植栽や管理を通して、地域コミュニティの育成をサポートしています。

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集団移転で生まれた住宅街。みんなで資金を出しあって、公園を作り、花壇や畑を作っています。

プロジェクトがスタートしたのは、震災直後。狭い仮設住宅の中に置けず、外で枯れかけている鉢植えを見たことがきっかけでした。「私は長年造園業をしてきました。その知識でいい花壇や 公園を作る手助けができるのではと思ったんです。花や木は、単に人の心を癒すだけじゃない。共感を通じて親交を深めることもできますし、花壇の作業を通して絆を深めることもできる。たくさんの可能性があるんです」。

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誰が号令をかけるでもなく、熱心に作業。植栽を通して、自分たちの地域は自分たちで整える意識が生まれました。

全国から寄せられる支援の申し出と、被災地の人々をつなぐのが鎌田さんの役目。携わった花壇は、平成28年の夏で、実に500か所以上になりました。

 

何千個もの球根を植えた花壇も。「花を通して地域の物語をつくりたいと思っています」。

何千個もの球根を植えた花壇も。「花を通して地域の物語をつくりたいと思っています」。

このレポートは震災復興を伝えるため制作したパネルから抜粋したものです。パネルは貸し出しも行っております。詳しくは「「震災復興パネル2016」の貸し出しを実施しています」のページをご覧ください。