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宮城県
復興取材レポート

宮城から、ありがとう。
SUPPORT FILE No.9「石巻市子どもセンター らいつ」

全国各地、世界各国から寄せられた、たくさんの支援。
宮城の復興は、そんな数多の想いで成し遂げられています。

SUPPORT FILE No.9
「石巻市子どもセンター らいつ」

From セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン/サントリーホールディングス To 石巻市

らいつは、石巻市内で唯一の児童館です。

「石巻市子どもセンターらいつ(以下らいつ)」は、利用者である子どもたちの想いが具現化された児童館です。設立の背景には、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)とサントリーホールディングス(以下サントリー)の支援がありました。

SCJは、2011年7月に「まちのために何かしたい」と願う小・中・高校生たちに呼びかけ、「石巻市子どもまちづくりクラブ」を発足。
子どもたちは「夢のまちプラン」を描き、「石巻の活性化のために中高生が中心となってつくり、運営していく施設」「みんなが過ごしやすく、子どもの想いを世間の人たちに伝えられる場所」をコンセプトとした児童館の設立を企画し、石巻市に提案。子どもたちは行政や地域住民と意見交換を重ね、施設のデザインにも携わりました。

建設費用は、サントリーが支援し、2013年12月にらいつが完成。石巻市に寄贈され、翌年1月にオープンしました。

内部は上下階でそれぞれコミュニケーションが取りやすいよう、吹き抜けに。

らいつでは、子どもたちが施設運営に参加し、施設のルールを決めたり、イベントを開催したり、まちあるきマップを作成するなど、子どもが主体となって様々な活動に取り組んでいます。

やりたいことを提案でき、実現できる「子ども企画」も。「ただ『やりたい』という気持ちだけではなく、その企画を行うことで、人々にどのような影響を与えられるかをプレゼンし、子どもたちの承認が必要です」と話すのは、職員の大島さんです。

「子ども企画」は、企画書も子どもが作成します。

子どもたちは、他者との関わりや話し合いなど、様々な体験を通して、自分の想いを伝える力、やりたいことを実現する力を育んでいます。

「子どもの主体性を大切にしながら、これからも子どもの社会参画を実現する児童館として邁進していきたいです」と館長の荒木さんは話してくれました。

職員の大島知子さん(左)は、元SCJ職員。らいつ設立と同時に、らいつの職員に。館長の荒木裕実さん(右)は震災直後に、マタニティー未就学児の子育て支援事業を行う任意団体を立ち上げ、妊婦・未就学児の居場所づくりにも取り組んでいます。