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宮城県
復興取材レポート

宮城から、ありがとう。
SUPPORT FILE No.8「製氷・冷蔵施設」

全国各地、世界各国から寄せられた、たくさんの支援。
宮城の復興は、そんな数多の想いで成し遂げられています。

SUPPORT FILE No.8
「製氷・冷蔵施設」

From 末日聖徒 イエス・キリスト教会 To 亘理町

寄贈された冷蔵施設(左)と製氷施設(右)。

亘理町の荒浜にある宮城県漁業協同組合仙南支所(亘理)では、底びき網漁業や刺網漁業で漁獲されたヒラメやカレイ、サケなど、様々な魚介類が水揚げされているほか、海苔養殖も行われています。

東日本大震災の津波で、荒浜漁港に係留していた漁船84艘のうち82艘が流され、うち56艘が廃船に。魚市場、製氷・冷蔵施設なども被災しましたが、震災から約1カ月後の4月から応急活動をスタート。6月下旬に水揚げが再開されました。

「被災した給油施設をなんとか復旧させて、船を出航させることができました」と話すのは、同支所の支所長、佐伯さんです。
「漁を再開したものの、夏場に向けて氷と冷蔵庫がなく、どうしようかと思っていたら、製氷・冷蔵施設を寄贈いただいたので助かりました」。

取材に対応してくれた支所長の佐伯 智弘さん。

製氷・冷蔵施設を寄贈したのは、末日聖徒イエス・キリスト教会です。「7月に施設が完成し、おかげで鮮度の良い魚を市場に供給できました」。その後、風評被害や漁獲規制などの影響を受けましたが、漁獲量は2014年から増加し、2016年には約7億5,000万円と震災前の2.8倍になりました。

「温暖化の影響なのか漁獲量は2016年のピーク時の半分ほどに。サケやヒラメの採卵・稚魚の放流など、資源の管理を行いながら、漁場を永続的に使っていくことが重要です。また、6次産業化にも力を入れています。様々な取組をすることで、亘理の水産業を盛り上げたいですね」と佐伯さんは話してくれました。

上部で製氷された氷は自動で砕氷され、最大3.5トンの氷を貯蔵できます。

砕氷された氷。

末日聖徒イエス・キリスト教会による寄贈のプレート。