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宮城県
復興取材レポート

宮城から、ありがとう。
SUPPORT FILE No.6「名取市歴史民俗資料館」

全国各地、世界各国から寄せられた、たくさんの支援。
宮城の復興は、そんな数多の想いで成し遂げられています。

SUPPORT FILE No.6
「名取市歴史民俗資料館」

From 図書館振興財団・日本ユニセフ協会・カナダ東北復興プロジェクト To 名取市

屋外には、名取市植松にある東北最大の雷神山古墳をイメージした約10分の1サイズのミニ古墳がある「古墳ふれあいひろば」も整備されました。

2020年5月31日に開館した「名取市歴史民俗資料館」は、様々な団体の支援により建設されました。

雷神山古墳をはじめとする、旧石器時代~平安時代にかけての発掘調査の出土品や資料を中心に紹介している「考古の展示室」。

名取熊野三社(熊野本宮社、熊野神社、熊野那智神社)をはじめ、平安時代から現代の歴史や民俗史料を紹介する「歴史・民俗の展示室」。

震災前、この場所には名取市図書館がありました。築50年を超える建物は、震災による地震で被害を受け、解体することに。
ボランティアなどの協力で、移動図書館車や離れの書庫などを活用しながら続けていた図書館は、2011年11月、図書館振興財団の支援でプレハブの建物が建設され、貸出・返却カウンターや閲覧コーナーなどを設置し、図書館機能が強化されました。

さらに2012年1月、日本ユニセフ協会の支援で「どんぐり子ども図書室」、同年12月にカナダ東北復興プロジェクトの支援で、「どんぐり・アンみんなの図書室」が完成。
その後、名取駅前に図書館を新設することになり、それらの建物は、感謝の想いを受け継ぐため「名取市歴史民俗資料館」として新たに生まれ変わりました。

「資料館というと無機質なイメージを持つ方が多いですが、展示室は木造の建物を活かし、気軽に訪れてもらえるよう、温かみのある雰囲気にしています」と話すのは、館長の鴇崎(ときざき)さんです。

「名取市は約2万年前頃から受け継がれてきた多くの歴史・文化があります」と話す館長の鴇崎 哲也さん。

2つの図書室は展示室に、プレハブの建物は、体験学習や各種講座、資料館の展示ガイドなどを行うボランティアの活動拠点施設として活用されています。

「これまで名取市の歴史・文化を紹介する市の施設はありませんでした。歴史講座や企画展の展示解説などの企画は予約で埋まっており、興味を持っていただいています。今後は『資料館はいつも何か企画をやっているよね』と気軽に来ていただけるよう、魅力ある企画を打ち出していきたいですね」。

雷神山古墳のミニチュア模型。