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宮城県
復興取材レポート

宮城から、ありがとう。
SUPPORT FILE No.1「ゆりあげ港(こう)朝市・メイプル館」

全国各地、世界各国から寄せられた、たくさんの支援。
宮城の復興は、そんな数多の想いで成し遂げられています。

SUPPORT FILE No.1
「ゆりあげ港(みなと)朝市・メイプル館」

From カナダ To 名取市

「メイプル館」は、人々の憩いの場として平日も営業。(木曜定休。朝市は日曜・祝日のみ開催)

名取市の閖上地区は、仙台市の南に隣接し、名取川河口にある港町。沿岸部では、「よい品をより安く」をモットーに、約40年前から「ゆりあげ港朝市」が開催されています。

東日本大震災の津波により、朝市に出店していた事業者たちは甚大な被害を受けました。彼らは被災しているにもかかわらず、品物をかき集め2週間後にはショッピングセンターの駐車場を借りて朝市を開催。人々を元気づけるとともに、離れ離れになった住民の再会の場にもなりました。

朝市が元の場所でグランドオープンしたのは2013年12月。再建の大きな力となったのが、「カナダ‒東北復興プロジェクト」です。カナダ連邦政府、ブリティッシュ・コロンビア州政府、カナダウッド・グループが主体となり、カナダ産木材を使用した建物を寄贈し、被災地の再建を支援するプロジェクトの一環として、店舗棟の一部と「メイプル館」が建設されました。

テーブルやイス、防災グッズの「浮くっしょん」、ストリートピアノなど、様々な企業や団体からの支援品もあります。

毎週日曜と祝日、朝6時から朝市は始まります。新鮮な海産物を中心に、野菜や果物、弁当や総菜、飲食店など約50店舗が軒を連ね、「おいしいよ!」「食べてみて!」と威勢のいい声が飛び交います。炉端焼きスペースや、競りの体験ができる「セリ市」も人気です。閖上地区を盛り上げる拠点にしたいと、「せり鍋祭り」や「はらこめし祭り」など、季節に応じた様々なイベントも。「メイプル館」では、海鮮丼やラーメンなどの飲食店のほか、海産物やお菓子などのお土産もそろいます。

「ゆりあげ港朝市」が末永く愛され続けること。それが支援していただいた多くの方々への感謝につながる—。店の人たちが生き生きと商売する姿と熱気から、その想いが伝わってきます。

震災の記憶を風化させないため、震災関連の資料や震災の話をする場も設置。