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復興取材レポート

【復興インタビュー】yuriage Suns(ゆりあげ さんず)

名取市、閖上水産加工組合の若手後継者たちで組織された「yuriage Suns」。会社の垣根を越え、イベントの企画運営や各社商品のPRなど、エネルギッシュに活動を続けています。今回はそのチームの一員である株式会社センシン食品の高橋大善さんにお話を伺いました。

「しらす祭」で閖上を盛り上げる!

閖上はもともとアカガイ漁が盛んで、笹かまぼこの工場などもある水産加工のまち。東日本大震災後にできた水産加工団地には、市外の業者も多く加わりました。そんな中、閖上のファンを増やすために、それまであまり交流のなかった次世代が「何か一緒にやろう」とつながり、2018年「yuriage Suns」が発足。現在、20~40代の16人で活動を続けています。

最初の取り組みは「閖上しらす祭」の企画・運営でした。それまで主力だったアカガイが震災後の海の変化により漁獲量が減少し、しらす漁を開始した閖上。新たな名産としてPRするため、閖上水産加工組合の経営者たちが2017年に「しらす祭」を企画しました。「yuriage Suns」は、その第2回目からの企画・運営を担当。回を重ねるごとに盛り上がりを見せ、第3回目となる2019年は約1万人のお客さんが集まりました。「昨年はしらす祭をPRするために、仙台市内の飲食店さんに閖上のしらすを使った限定メニューを出していただきました。これがかなり好評だったので、今年も継続する予定です」と高橋さん。

さらに、名取市のふるさと納税の返礼品として、メンバ―各社の自慢の品を詰合せにしたセットの企画、催事やイベントへの出店、バイヤーにメンバー各社の商品を紹介するマッチング支援など、活動内容は多岐に渡ります。高橋さんは「どれも一人ではできないことばかり。若手のフットワークの軽さをいかし、地域で一つの会社のような感覚で、互いにモチベーションを高めながら閖上の魅力をPRしたり、閖上のファンを増やす取り組みができるのが、yuriage Sunsの良いところ」と胸を張ります。

もっといろいろな人を巻き込んでいきたい

一方、課題もあると言います。「閖上水産加工組合の後継者同士はつながっていますが、一次生産者の方との連携が取れていない。漁師さんや農家さんと何か一緒にできたら面白いかもしれません。まだまだyuriage Sunsの取組に、巻き込みきれてない人がたくさんいることが課題です」。現在、活動の中心となっている「しらす祭」や催事などは、どちらかと言うと閖上の外の人に閖上の魅力をPRする活動ですが、外に閖上ファンが増えることは、地元住民が改めて閖上の魅力に気付いたり、イベントに足を運ぶきっかけにもなるはずです。今後も、チームのメンバーが閖上に新しく計画している飲食店のメニュー提案や、地元の方が日常使いできるような水産加工品の企画など、yuriage Sunsの取組のアイディアは広がります。

yuriage Suns

https://www.facebook.com/Yuriagesuns/