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復興取材レポート

【宮城発!元気と食の最新情報】「南三陸ハマーレ歌津」チームフラッグ物語

伊里前湾からの海風を受けてたなびく、Jリーグチームフラッグ。
「南三陸ハマーレ 歌津」グランドオープン当日のセレモニーでは、ベガルタ仙台マスコットキャラクターのベガッ太くんとベガルタチアリーダーズから、ベガルタ仙台、ベガルタ仙台レディースの選手のサインやメッセ―ジが書かれたフラッグが商店街へと贈られました。

セレモニーの最中、この日に向けて全国のサポーターから贈られたJリーグのチームフラッグやお祝いのお花を抱えながら、慌ただしく動き回る坂下邦彦さんの姿がありました。
震災時、富山県出身の坂下さんは東京でITエンジニアとして働いていました。
震災直後の4月、家族との再開と故郷に支援物資を運びたいという歌津出身の知人と一緒に南三陸町の歌津中学校避難所を訪れ、それが縁となり歌津地区へ移住しました。
ボランティア活動が地域の方々から認められるようになり、現在も商店街や地域のサポートを続けています。

前身の仮設商店街「伊里前復幸商店街」時代から、商店街のアイキャッチになったJリーグチームフラッグ。
仮設商店街がスタートした時は、地元の学校などから大漁旗を借りて飾っていましたが、やがて返却する時期が訪れました。
「大漁旗がなくなると商店街が寂しくなるね。何か代わりになる旗が欲しい。」との商店主達の声を聞き、坂下さんはインターネットで大漁旗の代わりになるフラッグの提供を呼びかけます。
すると、その呼びかけが隣地区出身のベガルタ仙台のサポーターの目に止まり、「私たちにできる支援が見つかった!」と、全国各地のサポーターへと情報が拡散し、様々なプロスポーツチームのサポーター達の協力でフラッグが続々と届きました。
また、イングランドプレミアリーグのサッカーチームからもフラッグが贈られ、「伊里前復幸商店街」は諸外国からもチームフラッグが集まる商店街になりました。
集まったのはチームフラッグだけではありませんでした。
サッカーを愛するサポーターが全国各地から集まる商店街となり、商店街のイベントにあわせてボランティア活動や観光で繰り返し歌津を訪れるようになったのです。

「自分の役割は、歌津や商店街というチームのサポーターだと思っています。私は歌津の人たちが主役として輝くチームを支えるお手伝いを続けていきたいのです。」と坂下さんは熱く語ってくださいました。

商店街を訪れるサポーターやボランティアから、“象さん”の愛称で親しまれている坂下さんは、これからも歌津の復興を応援するため、仲間とともに「秘密結社怪人ハマーレ」という団体を設立。
8月に開催予定の「歌津復興夏まつり2017(仮)」に向けてボランティアの募集やフラッグの呼びかけを行っています。

くわしくは、こちらのホームページをご覧ください。
「象さんのパオーン通信」
http://studio-elephant.com/

 

執筆者PROFILE
一般社団法人IKI ZEN 佐藤大樹

食を中心に、宮城県の中小企業生産者の6次産業化や農商工連携・地域ブランディング等の支援を行うことを目的とし、平成27年4月に設立された一般社団法人。管理栄養士・6次産業化プランナーである代表理事を中心に、クリエィティブディレクターの理事らとブランディング・商品開発・販路拡大支援を行っている。
https://www.facebook.com/ikizenproject/