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河北新報による復興に関する記事

育て防潮堤 1万2000人の願い/岩沼・千年希望の丘に10万本植樹

※下記記事は2016年5月29日に河北新報朝刊に掲載された記事です。掲載している数値などについては、現在の数値と異なる可能性があります。

 東日本大震災で被災した岩沼市沿岸部に市が造成中の「千年希望の丘」で28日、植樹祭が開かれた。全国から約1万2000人(主催者発表)が参加。津波の威力を減衰させる緑の防潮堤を築こうと、過去最多となる約10万本の苗木を植えた。
市などでつくる実行委員会が主催し、4回目。菊地啓夫市長は開会式で「皆さんの力を借り、しっかりした丘を築きたい」とあいさつした。参加者は、丘と丘の間に盛り土された遊歩道の斜面約2.5ヘクタールに、シラカシやタブノキなど21種類を植え付けた。
岩沼南小5年畑中陽輝(ひかる)君(10)は「苗木がしっかり育ち、人の命を守る防災林になってほしい」と話した。友好都市の尾花沢市から訪れたボランティア団体会長加藤朋子さん(61)は「植えた木が育った様子を見にまた来たい」と語った。
植樹祭は2013年に始まった。今回を含めて延べ約2万9500人が参加し、約6.8ヘクタールに約25万本を植栽した。
千年希望の丘は南北約10キロに高さ約10メートルの丘を15基ほど並べ、約3メートルの堤防でつなぐ構想。平時は公園、有事の際は津波よけや避難場所として利用する。丘の造成には震災がれきを活用した。

苗の生長を願い、植樹する参加者=28日午後3時30分ごろ、岩沼市

苗の生長を願い、植樹する参加者=28日午後3時30分ごろ、岩沼市

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