みやぎ復興情報ポータルサイト
宮城県
河北新報による復興に関する記事

東日本大震災きょう5年/あすへ歩む あの日胸に

※下記記事は2016年3月11日に河北新報朝刊に掲載された記事です。掲載している数値などについては、現在の数値と異なる可能性があります。

 東日本大震災の発生から11日午後2時46分で5年がたつ。未曽有の大災害が突き付けた困難と向き合い、積み重ねてきた災後の日々。再生への道は長く、まだまだ半ばだ。少しずつ開く復興の扉。差し込む光は道を照らしているだろうか。
津波で壊滅的な被害を受けた街や集落では、新たなまちづくりが進む。かさ上げで大量の土を盛った被災地はまるで異空間だ。5年がたった復興途上の景観が問い掛けるものを思う。
震災と東京電力福島第1原発事故は、長い仮住まいを強いた。なお17万4000人が避難生活を送る。コミュニティーは揺らぎ、家族の分断も招いた。特に福島では、古里に戻るか否か、戻れるのかどうか、少なからぬ人が答えを出せずにいる。
大切な人を失った悲しみは、時が経過したから癒えるものではない。掛け替えのない亡き人を思い続け、これからも共に生きる。
被災直後の混乱を極める中、みんなで支え合おうとする姿があちこちで見られた。再生に向けた第一歩を象徴する光景だったのかもしれない。
被災地のあすを思う各地の人々が、震災を語り継ぎ、見守り続けてくれている。心をつなぎ、東北は今あらためて前を向く。

◎被災状況 2011年3月11日 午後2時46分

◎震源地 三陸沖

◎規模 マグニチュード(M)9.0

◎最大震度 7(栗原市)

◎津波 最大波高9.3メートル以上(相馬市)

◎余震(震度1以上) 619回
(この1年。震災からの5年間は1万2080回)
(16年3月10日正午現在。気象庁)

◎死者 1万5894人
北海道1人
青森県3人
山形県2人
岩手県4673人
宮城県9541人
福島県1613人
茨城県24人
栃木県4人
群馬県1人
千葉県21人
東京都7人
神奈川県4人

◎行方不明者 2561人
青森県1人
岩手県1124人
宮城県1236人
福島県197人
茨城県1人
千葉県2人
(10日現在。警察庁)

◎現在の避難者数 約17万4000人
(16年2月現在。復興庁)

◎プレハブ仮設住宅入居者数 5万7677人
(16年2月現在。岩手、宮城、福島県まとめ)

朝日に照らされる宮城県南三陸町志津川地区。震災の脅威を伝える町防災対策庁舎(中央左)の周囲は復興のつち音が響く。立ち並ぶ仮設住宅(手前)には今も多くの人が暮らす=10日午前7時15分ごろ(写真部・高橋諒撮影)

朝日に照らされる宮城県南三陸町志津川地区。震災の脅威を伝える町防災対策庁舎(中央左)の周囲は復興のつち音が響く。立ち並ぶ仮設住宅(手前)には今も多くの人が暮らす=10日午前7時15分ごろ(写真部・高橋諒撮影)

上記記事の著作権は株式会社河北新報社に帰属します。記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。