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河北新報による復興に関する記事

東日本大震災/塩釜市魚市場再開へ清掃/被害少なく水揚げ可能

※下記記事は2011年3月20日に河北新報朝刊に掲載された記事です。掲載している数値などについては、現在の数値は異なる可能性があります。

塩釜市新浜町の塩釜市魚市場で19日、水産関係者が魚市場を一斉清掃した。三陸の各水揚げ港が甚大な津波被害を受けた中で、塩釜は一部の漁船が打ち上げられたものの、比較的被害は小さく、市場の早期再開に期待が高まっている。
清掃には卸売業者、仲買人、塩釜水産物仲卸市場の小売業者ら約200人が参加。土砂をかき集め、高圧洗浄車で荷さばき場を水洗いした。
市によると、魚市場は荷さばき場に亀裂や段差ができたものの、岸壁や屋根は無事で、一部を除いて水揚げが可能な状態だという。東京、気仙沼などからは早くも、市場再開について問い合わせが来ている。
塩釜港は生マグロの水揚げ基地。卸売業者「塩釜魚市場」の志賀直哉社長(63)は「漁業者や消費者のためにも、早期復旧を目指す。マグロ以外の魚種も受け入れ、三陸の魚を県内、全国に運びたい」と語る。
近くの仲卸市場も再開準備が進んでいる。17日からは、市場前に数店がテントを張り、干物や乾物、かまぼこなどの加工品を中心に販売している。ある業者は「魚市場の再開が待ち遠しい。こんな時だからこそ、消費者に安く新鮮な水産物を届けたい」と意気込む。
テントでの営業は午前6時から正午までで、各店とも売り切れ次第終了する。

施設被害はなく、再開に向けて清掃活動が行われた塩釜市魚市場=19日午前9時30分、塩釜市新浜町

施設被害はなく、再開に向けて清掃活動が行われた塩釜市魚市場=19日午前9時30分、塩釜市新浜町

 

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