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復興取材レポート

親子の新しい働き方を探る NPO法人ピースジャム

気仙沼市の港から車で15分ほど。静かな山あいのエリアに「NPO法人ピースジャム」の活動拠点があります。外には、丸太で作った遊具。建物の中に入ると、ベッドで眠る赤ちゃんの向こうで、お母さんたちがおしゃべりしながらミシンをかけています。

震災後、子育てをめぐる環境は大きく変化しました。交流できる人がいない。子どもを預けて働ける場所がない。遊ばせる場所がない。そんな環境をどうにか好転させたいと考えたのが「NPO法人ピースジャム」でした。

イギリス伝統の立体格子織りのコットンでつくる「ベビーモスリン」。すべて母親たちによるハンドメイドです。

イギリス伝統の立体格子織りのコットンでつくる「ベビーモスリン」。すべて母親たちによるハンドメイドです。

ここで母親たちは、手作りジャムやコットン製品「ベビーモスリン」などの商品を製造し、子どもたちはその間、すぐそばで遊びながら過ごします。

できるだけ地場の素材を使い、手作りしたジャム。かわいい瓶に入れて6種類を販売。ギフトにも人気。

できるだけ地場の素材を使い、手作りしたジャム。かわいい瓶に入れて6種類を販売。ギフトにも人気。

「手作りのベビーモスリンは、今、首都圏などで売り上げを伸ばしています。コミュニティを作るのと同時に、お母さんたちの力で質のいい商品も安定して生産できるようになりました」と理事長の佐藤賢さん。

理事長の佐藤さん(左から3番目)は、震災直後からミルクを避難所に届けていました。今でも理念は「とにかく赤ちゃんのおなかは減らさない」こと。

理事長の佐藤さん(左から3番目)は、震災直後からミルクを避難所に届けていました。今でも理念は「とにかく赤ちゃんのおなかは減らさない」こと。

ここに通って4年になるという千葉千晴さんは「ここのおかげで安心して子育てができます。3人目の息子はもうすぐ1歳になるんですよ」と、いとおしそうな笑顔を向けました。

 

このレポートは震災復興を伝えるため制作したパネルから抜粋したものです。パネルは貸し出しも行っております。詳しくは「「震災復興パネル2016」の貸し出しを実施しています」のページをご覧ください。