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宮城県
復興取材レポート

ゆりあげ港朝市でコンサートが開催されました。

平成28年9月4日、日本とシンガポールの音楽親善大使として活躍するシンガーソングライターSachiyo(サチヨ)さんと、シンガポールのトップミュージシャンから構成されるSongs from Singapore to Tohokuバンドが、名取市にある、ゆりあげ港朝市のメイプル館でコンサートを開催しました。

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ゆりあげ港朝市でのコンサートは今年で5回目。音楽の力で、日本と被災地の皆さんを元気づけたいと2011年から毎年開催しています。シンガポールでもヒットした「赤いスイートピー」やオリジナルソング「故郷~My Hometown~」などを、ピアノのMei Sheumさん、二胡という中国の伝統的な擦弦楽器のDarrel Xinさんの演奏と共に歌ってくれました。

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Sachiyoさんは東京で生まれで、幼少時にシンガポールへ。幼稚園の時からシンガポールエアラインのキャンペーンガールとして、日本の要人がシンガポールへ来た際には花束贈呈役を務めるなど、日本とシンガポールをつなぐ役割を担っていました。

高校と大学は日本へ。
日本で過ごした高校と大学時代は、文化の違いになじむのに苦労したそうですが、ふたつの国の考え方の違いを、バランスをとって考えられるようになったそうです。就職は広告代理店に。日本とシンガポールの2つの代理店で働かれたそうです。
クリエイターやアーティストたちと関わりイベント営業などの仕事をしていましたが、20代後半のとき、もっと音楽にかかわりたいと思うようになります。
もともと小さい時からピアノを習い、歌うことが好きだったSachiyoさん。広告代理店を辞め、ジャズや音楽理論を教えるヴォーカルスクールに通い、音楽制作を始めます。

今では、日本とシンガポールで培った感性を活かし、マレー語や中国語の伝統曲のアレンジやオリジナル曲でアルバムを制作。政府公式イベントで、シンガポールと日本、両国の国歌を独唱するなど、日本とシンガポールの音楽親善大使として国際的に活動しています。

東日本大震災以降は、「音楽」という形で支援に繋げられないかと東日本大震災復興支援コンサート”Songs from Singapore to Tohoku”プロジェクトをプロデュース。

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今回のコンサートは、日・シンガポール外交関係樹立50周年記念行事としても認定されました。
来場のお客さまには、シンガポール政府観光局から提供されたシンガポール産の蘭の花がプレゼントされました。

「被災地の方々に元気になってもらいたいという、一方的な私の気持ちからのスタートでしたが、歌を聞くと心の支えになるとお便りをくださったり、励みになるとおっしゃっていただいて、うれしいです」。

会場では、涙ぐむお客さまもいらっしゃいました。

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「震災でふるさとが変わってしまっても、心の中にふるさとを持っていれば、どこにいても大丈夫。前向きに、前進していこうという気持ちの手助けを今後も続けていきたいです」。

シンガポールでも支援に繋がる活動を続け、ふたつの国の橋渡しをしたいとSachiyoさん。
透明感があふれる強くやさしい歌声は、閖上に響き渡っていました。

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