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復興取材レポート

【NOWIS.復興インタビュー】石巻市復興まちづくり情報交流館 リチャード・ハルバーシュタットさん(第2回)

石巻市の「復興まちづくり情報交流館」で館長を務めるリチャード・ハルバーシュタットさんのお話の2回目です。
震災後、リチャードさんの心境と取り巻く環境に変化が訪れます。

生き残った自分にできること
もともと、大学で勤務しながら「新しいことをやってみたいという気持ちを抱いていた」というリチャードさん。

震災後、石巻市から情報交流館で働かないかという話を受け、引き受けることにしました。
最初はスタッフとして、そして後に館長となり情報交流館の“顔”の役目を果たしています。

情報交流館での役割は、管理・事務・案内・市民のための復興進捗情報の伝達…と、まさに八面六臂の奮闘ぶり。
情報交流館は市民の集いの場として、町のコミュニティづくりにも役立っています。

リチャードさんの案内は、大きな発信力を持っています。
「ネイティブスピーカーによる英語での復興情報を聞ける」ということが話題となり、海外の方も多く来館してくれるようになりました。

海外の記者からは「大変なことがあった場所なので覚悟して向かったが、実際に来たら地元の明るさや前向きさにエネルギーをもらえた」という感想をもらったそうです。

「今までやってきた学問、教員という経験、石巻に居住してきたこと…すべてがこの仕事のためだったように感じます。これまでの私の人生すべてが役立てる仕事だと思うようになりました」と、リチャードさんは話します。

石巻の未来に関わっていきたい
「石巻に人が来てくれるということは経済に刺激を与えてくれるということ。私の“コミュニケーション力”を活かし、外国人というアイコンを使って石巻にたくさん人を呼べたら良いですね」と、石巻の今後について強い眼差しで語ってくれました。

「震災を経て自分の生活や人生が豊かになったことや、周りの人々に生かされているという自覚は教員をやっているだけではなかなか掴めないものです」と話すリチャードさん。
「夢はありますか?」と伺うと、「健康的でいられること!」と笑顔で答えてくれました。

 


リチャード・ハルバーシュタット
昭和40年(1965年)イギリス出身。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)日本語学科卒業後、レディング大学文学部で修士号取得。大学卒業後、山形県の高校で英語指導助手を経験。平成5年(1993年)に石巻専修大学で教員を務め、震災後は退職し復興まちづくり情報交流館の館長に。