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復興取材レポート

【宮城発!元気と食の最新情報】3月11日の食の記憶を辿り、未来を紡ぐ。

平成30年3月11日14時46分。東日本大震災の発生からちょうど7年が経過したこの時、仙台市内の中心部では日曜日の午後の雑踏が消え、深い静寂が町を包みました。

その場に居合わせた人々は歩みを止め、震災で犠牲になられた方々へ黙祷を捧げていました。

この日、弊社はJR仙台駅東口にある複合施設EKITUZI(エキツジ)にて『EKITUZI 3.11メモリアルプロジェクト』というイベントを開催しました。

そのプログラムの中で、気仙沼市の飲食店主達が主体となって立ち上げた団体「365人のサンタクロース」が行っている『3・11食の記憶プロジェクト~食によって震災の記憶をツナグ~』というプロジェクトを実施しました。

このプロジェクトは、東日本大震災の炊き出しで頂いた“食の記憶”を忘れずに未来へと繋げ、宮城県内にいる震災孤児への募金を呼び掛ける活動です。

当日は仙台市と、気仙沼市の2会場で炊き出しを行いました。

仙台市会場(エキツジ広場テント内)

 

気仙沼市会場 (K-port・磯屋水産駐車場)

食の記憶は、普段は忘れてしまっている想いを呼び覚まします。
「あの日の食事はどうだった?」「温かいものを1週間ぶりの口にした時は涙が出た」という声が会場では聞こえてきました。

この活動の中心メンバーである気仙沼市の「和Restaurant唐や」の吉田恵一さんはこう語ります。

「震災から7年が経過し、復興イベントが担う役割もかわってきていると感じています。あの震災の時に、炊き出しがどんなにありがたかったか。あの日のおにぎりや温かい汁の味が、どれぐらい美味しくて、なのに悲しくて悔しかったのか。

『3・11食の記憶プロジェクト~食によって震災の記憶をツナグ~』は、飲食店だからこそ、未来へ伝えていかなければならないメッセージだと思っています。

『365人のサンタクロース』は地域の大人たちの役割を提案してゆく募金活動です。地域の大人達が地域の子供達を見守り、育てる。一昔前は当たり前にできていた事が、現代では、できない状況になってきている歯がゆさもあります。

宮城県内の各地域の未来を担ってゆくのは震災を経験した子どもたちです。だからこそ、地域の大人達は震災孤児・遺児の支援に関して、もっと積極的になっていってもいいのではないかと思っています。それが地域の大人たちの責任ではないかと。」

今回、2会場で集められた善意の募金と、缶バッチの販売収益は、宮城県「東日本大震災こども育英募金」に全額あてられます。
寄附のご報告は「365人のサンタクロース」のFacebookページにて行う予定です。

この場をお借りして、参加者の皆様と、今回のイベント開催にご協力いただいた皆さまに厚く御礼を申し上げます。

●事業運営協力:TOTO株式会社
●会場提供・イベント運営協力:EKITUZI(株式会社都市設計)、K-port・磯屋水産
●仙台会場食材提供:株式会社舞台ファーム
●プロジェクトコーディネート:(一社)みやぎ連携復興センター

東日本大震災こども育英募金
http://www.pref.miyagi.jp/site/donation-for-children/question.html

365人のサンタクロースFacebookページ
fb.me/311or

 

執筆者PROFILE
一般社団法人IKI ZEN 佐藤大樹