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復興取材レポート

【宮城発!元気と食の最新情報】1000年に一度のまちづくりを支え続ける「アスヘノキボウ」

女川町で活動しているNPO法人「アスヘノキボウ」は、女川の未来を考える地域内外の交流施設「女川フューチャーセンターCamass(カマス)」の事業運営を行いながら、「女川/地方に関わるきっかけプログラム」、「創業本気プログラム」、「お試し移住プログラム」など、町外の人が、女川町を舞台に活動をしてゆく“活動人口”の増加につながる取り組みを行っています。

夏休みシーズンを前に女川町でプログラムに参加する若者を呼び込むべく、6月28日と29日の2日間に渡り、東京会場と仙台会場で「ワカモノが集う町、女川についての説明会」が開催されました。

仙台会場となったのは仙台市青葉区北目町にあるファィブブリッジ会議室。
今回の説明会では、アスヘノキボウ代表理事の小松洋介さん、スタッフの後藤大輝さん、インターン生の角田大智さんが、これまでの取り組みの実例をもとに、参加者に説明を行いました。

(左から代表理事:小松洋介さん、インターン生:角田大智さん、スタッフ:後藤大輝さん)

スタッフの後藤さんは、昨年の10月に女川町へと移住しアスヘノキボウに入社。
平成25年の米国留学で学んできた事や、前職での財務、会計、高校生の教育プログラムの設計・運営をしてきたキャリアなどを生かしながら、女川町の活動人口創出事業等のプログラム開発に携わっています。

「アスヘノキボウは行政だけでは受け止めきれない事や、民間だけはできない事など、それぞれのセクションだけでは回らない事を、上手く連携させてプロジェクトを遂行していく役割を担っています。例えば、この説明会もそうですし、町全体のシティセールスを行う事も仕事としています。今回の説明会では夏休みにあわせた企画という事で、「女川/地方に関わるきっかけプログラム」と「お試し移住プログラム」を中心にお話しをさせていただいています。」

「女川/地方に関わるきっかけプログラム」は、女川に2泊3日で滞在し、女川のまちづくりや各産業の魅力や課題を学んだり、町内外(IUターン)の起業家、経営者、移住者等と交流したり、自分なりの地方との関わり方を探すプログラム。

「お試し移住プログラム」は、移住を前提条件とはせず、5日から30日間、無料で男女別のシェアハウスに滞在しながら女川町での暮らしが体感できるプログラムです。

これまでに100名近くの方々が、これらのプログラムを利用して女川町に訪れました。

プログラムへの参加をきっかけに女川町に縁ができ、何度も足を運ぶ町外の若者も増えたそうです。

また、「創業本気プログラム」では、2日間×4回の全8回で、地方で起業するために必要な学びを提供するプログラムを行っています。地元の経営者、商工会、さらには海外での起業経験者等から、本格的・実践的な講義を受けることが出来ます。

このプログラムは、代表理事の小松さんが、トレーラーハウスを活用した宿泊施設や、スペインタイル工房など、震災後に次々と女川町で生まれたプロジェクトに「よそ者」として参加し、中心的なメンバーとして役割を果たしてきた経験があるからこそ誕生したプログラムです。

これまでに、このプログラムを活用して、Uターン事業者によるクラフトビール店などが誕生し、女川町で起業したい事業者の創業支援に活用されています。

そんな小松さんの“女川愛”にあふれた町の紹介プレゼンテーションは、説明会に集まった若者の心を捉えながら、静かな熱気に満ち触れていました。

「新しいスタートが世界一生まれる町 START !ONAGAWA」というスローガンを掲げ、1000年に一度のまちづくりへと挑み続ける女川町。

町内外からの要望に柔軟に対応し、揺るがない覚悟と信念を持って、町を支え続けている「アスヘノキボウ」の挑戦はまだまだ続いていきます。

今回ご紹介した3つの事業プログラムに、興味を持った方はぜひ、この夏のプログラムにご参加ください!

NPO法人アスヘノキボウ
https://www.asuenokibou.jp/
女川フューチャーセンターCamass(カマス)
http://www.onagawa-future.jp/

執筆者PROFILE
一般社団法人IKI ZEN 佐藤大樹

食を中心に、宮城県の中小企業生産者の6次産業化や農商工連携・地域ブランディング等の支援を行うことを目的とし、平成27年4月に設立された一般社団法人。管理栄養士・6次産業化プランナーである代表理事を中心に、クリエィティブディレクターの理事らとブランディング・商品開発・販路拡大支援を行っている。
https://www.facebook.com/ikizenproject/