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宮城県
復興取材レポート

【いわたかれん復興フォトVOL.6】「海と共に生きてゆく」

皆さんこんにちは!岩田華怜です。

今回私がご紹介するのは、宮城県気仙沼市です。
気仙沼と言えば、海の幸が豊富な、海がとても綺麗な街。

今までも沢山の方に海の美しさ、魚介の魅力を伝えてきた街です。
その反面、東日本大震災では津波の影響で、街全体が甚大な被害を受けました。

しかしそんな気仙沼も、徐々に元の美しい街並みを取り戻しつつあります。

まず私が向かったのは、「気仙沼海の市」内にある「シャークミュージアム」です。
気仙沼市は、サメの水揚げ量が日本一。
サメと気仙沼市は昔から深い関りがあります。

このシャークミュージアムは、沢山の展示物や映像を使い、震災の恐ろしさや、気仙沼と海が築き上げてきた絆を伝えます。

入り口を入って真っ先に目に飛び込んでくるのは、たくさんの方から寄せられたメッセージを流すスクリーン。
気仙沼の復興を願う沢山の声が寄せられていました。

そして迫力満点な、本物さながらのサメの模型が立ち並ぶシャークゾーン。サメの研究でわかった発見や、サメの不思議をご紹介しています。


このように、様々な展示物を間近で見ることで、気仙沼の人々が育んできた海との絆を体験することができます。

幅広い年代の方に楽しんで頂けるミュージアムとなっていますので、気仙沼へおいでの際は是非立ち寄ってみてください^ ^

 

次に私が向かったのは、”龍の松”。
どんな松なのだろう?そんな疑問を胸に現地に到着した私は、目を疑いました。

気仙沼の海に、龍がいました。

今にも空へと立ち昇って行きそうなその姿に、しばし目を奪われました。

この龍の松は、東日本大震災の津波によって、幹や枝が被害を受けた一本の松の木の一部が、奇跡的に残ったことにより姿を現したものだそうです。

不思議なものです。

私は今まで数々の東北地方を訪れましたが、東日本大震災で被害を受けたことで、こうして出現する神秘的な震災遺構を目にするのはこれが初めてではありません。
その度に私は、自然の力に驚かされるのです。

人は災害には抗えません。
自然の力と言うものは、私たちが思っているよりも遥かに大きなものなのです。

それは時に私たちの笑顔を容赦なく奪います。
しかし皮肉なことに、そんな私たちに笑顔が戻る瞬間も、また自然の力だったりします。

気仙沼は、海が綺麗な街です。
気仙沼の人々は今まで何十年、何百年と、海の恵みに感謝して生きてきたに違いありません。しかしそんな海が、2011年3月11日、突如牙を剥きました。
たくさんのものを失ったことは確かです。

でもあれから6年、今日も気仙沼の海は、こんなにも穏やかに煌めいています。

自然に罪はありません。
私たち人類は、自然が無ければ滅びてしまいます。
だからこそ、これからも災害に負けず、この経験を活かしいざと言う時の対策を整えなければなりません。

自然と共に生きてゆく。

海と共に生きてゆく。

東北は負けません。

私の自慢の故郷だから。

 

 


岩田華怜
仙台市出身の女優。AKB48を卒業し、被災地の「今」を伝えたいと写真の勉強を始める。