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宮城県
復興取材レポート

【いわたかれん復興フォトVOL.5】荒浜小学校と日和山

皆さんこんにちわ。岩田華怜です。
最近は涼しくなって、すっかり秋ですね^ ^

今回私が訪れたのは、宮城県仙台市若林区にある、震災遺構仙台市立荒浜小学校です。

この荒浜小学校は、東日本大震災で甚大な被害を受け、今年から震災遺構として一般公開が始まりました。

震災当日、下校前だった児童は、みんな校庭へ避難しました。
しかし、津波警報を聞いた校長先生の判断で、児童と職員は全員学校の屋上へ。

程なくして黒い波が荒浜小学校を襲い、小学校は二階まで浸水。
校長先生の一瞬の判断が、320人の児童と職員、住民の命を救いました。


今は震災遺構として、避難していた320人が全員救助されるまでの経過を、映像にまとめて流したり、震災前の街並みを模型で展示したりしています。

こんなスペースもありました。


震災当日の教室内の様子を再現したものです。
私も一時的に避難所生活をしていたので、6年前の記憶が蘇ります。

数少ないおにぎり。
みんなで分け合ったカンパン。
不便なトイレ。

こんな状況でも、みんな明日をどう生きるか、そのことに必死でした。
味のない米粒一つでも、とっても有り難く感じられました。
おにぎりや食料すら足りていない地域もありました。
東北の3月と言ったら極寒です。
3.11のあの日も、確か雪が降っていました。みんなで冷たい体育館で身を寄せ合い、少しでも体温を温存しました。


教室へ行ってみると、黒板にはびっしりとメッセージが寄せられていました。

「子供達を守ってくれてありがとう」「ありがとう、負けるな!」「ずーっと大好き!荒浜小学校」「蘇れ、荒浜小学校!」

読んでいるだけで胸が熱くなるようなメッセージの数々でした。
ボロボロになっても、子供達を守った荒浜小学校。
保護者を含め、地域住民の人々に、この先も永遠に愛され続ける震災遺構に出逢えました。

 

次に向かったのは、仙台市宮城野区蒲生にある「日本一高い山」!!!
…ではなく、「日本一”低い”山」。(笑)

私も、どういうことなのか、、半信半疑で向かってみると、、
登山口に到着しました!!!

よーし!頑張って登るぞ!
あれ?
7歩で山頂に着いてしまいました。。(笑)
なるほど、これは日本一低い山ですね、、(笑)

なんとこの日和山、標高はわずか3メートル。
国土地理院の地形図にもその名が記されている日本一低い山なんです。

しかしこの日和山には、震災を乗り越えた知られざる物語がありました。

日和山は昔、標高6.5メートルの日本一低い山として認定されていました。
ところがその後、大阪の天保山が4.5メートルとされ日和山は一位の座を奪われてしまったのです。
そして3月11日。
蒲生地区の津波の威力は凄まじく、ほとんどの家、大木が失われました。
もちろん日和山も、その被害を大きく受けました。

ところが、悪いことばかりではありませんでした。
2014年に国土地理院の調査で、日和山の標高が3メートルと判明。日和山は18年ぶりに日本一の山に返り咲いたのです。

まさに、「頑張った日和山」。
日和山は、蒲生地区の人々を、今も元気付けています。


岩田華怜
仙台市出身の女優。AKB48を卒業し、被災地の「今」を伝えたいと写真の勉強を始める。