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復興取材レポート

【いわたかれん復興フォトVOL.10】「芸術の輪」

こんにちは!岩田華怜です^ ^

最近は身を刺すような寒さもだいぶ落ち着いて、春もすぐそこまで来ているような感じがします。
それと同時に花粉も飛び始めましたね、、笑
私は生まれてこのかた花粉に悩まされたことはないのですが、周りを見ていると辛そうな人も多いです 🙁
皆さんも花粉対策は忘れずに!!
さて、今回私が訪れたのは、石巻市です^ ^

なんと言っても海の幸が自慢の石巻ですが、その反面震災の被害も甚大なものでした。
石巻市に私が訪問するのは、これで何度目になるでしょう。
数えきれないほどです。

1箇所目に私が向かったのは、小高い山の上にある、「日和山公園」です。

東日本大地震の時も、たくさんの市民が避難しました。
高台からは、大きな鳥居が今も石巻の街を見下ろしています。

続いて向かったのは、石巻市のアートギャラリー、「石巻のキワマリ荘」。

ここキワマリ荘は、被災した築70年以上の住宅を再生して作られた隠れ家的ギャラリーなんです。

代表の有馬かおるさんは愛知県出身で、ペインティングやドローイングなどで国内外から高い評価を受けるアーティスト。
2017年、石巻市で開催された「リボーンアート・フェスティバル2017」の展示会場として使われた場所を「石巻のキマワリ荘」としてオープン。

石巻の人たちが楽しめるアート環境を整えたいと話してくれました。

街の人とのコミュニケーションや、信頼を少しでも得るために、自らも石巻に移住。
「ここにずっと居れば、アート好きが集まるかも。石巻を東北の現代アートの拠点にできれば」と、アートに対しての熱い想いを語ってくれました。

「いつかは石巻のアーティストのみで運営をしていけたら」とも言っていました。

1階には、石巻市在住の彫刻家、ちばふみ枝さんの作品が展示されていました。

2階へ上がると、何やら不思議なオーラを醸し出すスペースが。

メディアディレクターのシマワキユウさんの作品で、もう必要とされなくなった、フリーペーパーで木や花を表現したそうです。
シマワキさんは、このフリーペーパーと同じように、”役目を終えた”ものにこだわったそうです。

乱雑に置かれた本は、もう読み終わったもの。
「自分がもう必要としなくなったものも、忘れずに触れていたい」という思いから、この作品が誕生したそうです。

一番大きなパネルに写っている女性は、「ヌードを撮って生まれ変わりたい」と言う本人からの要望で撮影をしたものだとか。

撮影したヌード写真は、過去の自分と決別するため、こうして祀られているそうです。
「生まれ変わった彼女の背中を押す意味も込めて、ちょっとした葬式なんです」シマワキさんは言います。

私も写真を勉強する者の一人として、キワマリ荘の作品の数々には凄く胸を打たれるものがありました。

キワマリ荘の2階の窓からは、仮設住宅が解体されている様子が伺えます。

フォトグラファーの古里裕美さんは、「嬉しいことのはずなのに、何だか寂しい」と言っていました。

復興が進むのと同時に、この7年間の人々の生活が、少しずつ消えていきます。

形は無くなっても、そこにある想いや努力は決して消えません。
東北は今も、頑張っています。

 


岩田華怜
仙台市出身の女優。